SV&資格取得
SV & CERTIFICATION
- 国際資格とトレーニング
- スーパービジョンプロジェクト
- Q & A
国際資格とトレーニング
TAAJでは、設立以来、一貫して創始者Eric Berneが大切にしてきたTAの哲学を根幹に据えながら、TAの正しい知識を用い、様々な専門的技術を適切に使うことができる専門家の育成を、設立目的に据えています。
このため、よりよいトレーニングを求める方々に対して、TAによるスーパービジョンの機会を作り、希望する方には国際資格を取得するという目的に向かっての上級トレーニングもアシストします。
もちろん、TAにおけるトレーニングのすべてが資格取得のためのものではありません。
実務に、あるいは自身の生活に生かせるTAをもっと深く学ぶために、入門講座を受けた後も様々な研修機会を求める人も大勢いらっしゃいます。
そしてTAを学ぶなかで、もしもTAの専門家としての証を求めたいと思い、それを取得する過程で成長したいと願うのであれば、資格取得への一歩を踏み出してみませんか。
TAの国際資格は、大まかに言って以下の3種類です。
- >> Certified Transactional Analyst(CTA)
- TAを4つの領域にいずれかで専門的に用いることができると認定された資格
- >> Provisional Teaching and Supervising Transactional Analyst(PTSTA)
- 上級者(TSTA)の指導を受けながら、TAを教えたりスーパービジョンをしたりできるトレーナーの資格
- >> Teaching and Supervising Transactional Analyst(TSTA)
- TAを教えたりスーパービジョンをしたりできるトレーナーの資格に加え、TAの国際トレーナーを育成できる資格
国際資格の授与には、国際TA協会(ITAA)の組織である国際資格認定委員会(International Board of Certification:IBOC)という組織が定める基準に基づいて試験に合格することが必要です。
TAの専門家であるという国際的な承認を得るためには、自身が専門とする領域において特定のスーパーバイザーと正規の契約をし、数年間にわたるトレーニングを受けることとなります。
詳しくは、こちらをご覧ください。
スーパービジョンプロジェクト
2020 年 7 月 17 日発行の TAAJNewsLetter 第 118 号でもご案内させて頂いた
TAAJの新たな研修体制の一つ、オンラインによる「TAスーパービジョン」のご紹介です。
スーパービジョン(SV)とは
TA を使って他者の成長や変化、サポートをする役割を持つ立場の人達にとって、それぞれの現場でクライアント、受講者、患者(以下、便宜上CL と表示)と接するときに、自分自身の内面で起こっている心理的な動きや反応に気づくことは CL をサポートするうえでとても重要です。
スーパービジョンのセッションでは、サポートや支援を試みる中で一人では気づくことが難しい自身の内面的な動きを、ITAA が推奨する基準を満たすために訓練を重ねた有資格者(スーパーバイザー)とともに、図式化・言語化していきます。それにより、CL.に最大の支援が可能になることを目指します。
対人援助職にとってスーパービジョンは、自分自身が持つ専門性を高める生涯学習の場として必須とされています。
*国際 TA 協会の CTA 資格取得の必須として、トレイニーは、口頭試験受験までに 150 時間の スーパービジョン を有資格者から受けることが条件の一つです。(ITAA Handbook 7.2.2)
**TSTA(Teaching and Supervising Transactional Analyst)並びに、PTSTA(Teaching and Supervising Transactional Analyst)は、ティーチングとスーパーバイジングの実践トレーニングを重ね、試験に合格した有資格者、准資格者に与えられるタイトルです。
対象者:TAAJ 会員のみ
人の成長や変化、サポートを支援する役割を持つ方。
例えば、セラピスト、カウンセラー、研修講師、教育関係者、医療関係者、コンサルタント、中間管理職、コールセンターのスーパーバイザー他。
SV セッションの進め方
スーパービジョンセッションは、コントラクティング(定められた時間内で手に入れたい成果を明確にすること)からスタートします。
最後に手に入ったかどうかの確認し終了します。
現場での CL との関係性の中で体験した違和感や繰り返す嫌なやりとり(ゲーム)、原因がわからずにモヤモヤとした気持ちなどで業務に支障をきたしたり、モチベーションが落ちていると感じたとき、腑に落ちない出来事などで困っているときに、それらの解決の糸口を見つけるのがスーパービジョンです。
自分にとっては些細なことでも、セッションを受けることを推奨します。
普段からそれら内容をメモ等に書いておき、スーパービジョンを受けることをお勧めします。
* スーパービジョンセッションの最初に、グランドルールとしてスーパービジョンを受けられる方(スーパーバイジー)とスーパーバイザーが安心且つ、安全にセッションを進められるように「守秘義務」を含め同意事項を相互に確認して開始します。
* ITAA のトレーニングを受けた TAAJ のスーバーバイザーは、全員 ITAA「倫理綱領」の内容を理解し、厳守するトレーニング重ね、実践しています。
期待効果
今まで自分自身では気づいていなかった点が明確になったり、問題解決へとつながる情報が手に入ります。自分自身あるいは、自身の専門性にさらなる確信を持つことができるでしょう。
最終的に手に入る成果は、やり方が明確になったり、自分の脚本やストローク不足に気づいたり、さらなる発展を求めている自分自身に気づいたり、スーパービジョンセッションに持ち込まれた課題(コントラクト)によって異なります。
スーパービジョンで起こる自分自身の発見や成長が、現場の CL にダイレクトに利益をもたらします。
「SV の最終受益者は CL である」は、スーパービジョンの大きなゴールの一つです。
*TA には、4 つの分野があります(臨床、教育、組織、カウンセリング)。
スーパーバイザーは、どの分野の SV も行うことは可能です。
TAAJ スーパービジョンシステムでは、臨床、教育、組織の3領域のスーパーバイザーが在籍しているので、自身の専門分野、あるいは異なる分野のスーパーバイザーからのスーパービジョンを受けることができます。
自分に合ったスーパーバイザーと出会ったり、選択できるのも魅力の一つです。
**広く会員の皆様にスーパービジョンを体験して頂きたいので、同じスーパーバイザーから最大 5回までのセッション受講の上限を設けています。
ただし、その後の継続 SV に関しては、当事者間での話し合いで TAAJ スーパービジョンシステム外での契約をすることも可能です。
SVはどんなペースで受けるのか?
隔週、毎月、あるいは 2 カ月に一度など、定期的、継続的にスーパービジョンセッションを受けることを推奨します。
*各スーパーバイザーも、定期的且つ、継続的に自分自身もスーパービジョンを受けて、自分の活動を振り返り、それぞれの専門性を常にアップデートしています。
手順の説明
1) こちらのリストから、スーパービジョンセッションを持ちたいスーパーバイザーを選んでください。
2) TAAJの事務局に、メールでその意向と希望スーパーバイザーをお伝えください。
3) 事務局がSVorに連絡をし、スーパーバイザーからコンタクトがあれば契約を行ってください。
4) セッションの予定が決まったら、スーパービジョン費用をTAAJの指定する方法で払い込んでください。
5) 決められた日時にスーパービジョンを実施します。
Q & A
Q1
- 私は保健師です。先日TA101を受けたばかりですが、スーパービジョンを受けることはできますか?
- はい、大丈夫です。
もしTA の用語や概念がわからなければ、それも、スーパービジョンの中で遠慮なくスーパーバイザーにお尋ねください。
Q2
- TA101 は受講した経験がありませんが、交流分析は長く勉強しています。スーパービジョンを受けることはできますか?
- TA101 は受講した経験がありませんが、交流分析は長く勉強しています。スーパービジョンを受けることはできますか?
Q3
- スーパーバイザーの選び方は、どうしたらよいでしょうか?
- 「講師紹介」のページをご覧ください。スーパービジョンプロジェクトに参加しているスーパーバイザーが一覧できます。
それぞれのスーパーバイザーの自己紹介から、分野、経歴、活動等の情報を参考にして選んでください。ご自身と共通点が多い、あるいは少ないスーパーバイザーを選択するという手もあります。
Q4
- 企業の総務でハラスメント対策室にいます。守秘義務のある内容はどのような形でスーパービジョンしていただけますか?
- スーパーバイザーは当然にSVで知った内容について守秘義務があります。具体的にはITAA のトレーニングを受けた TAAJ のスーバーバイザーは、全員 ITAA「倫理綱領」を遵守して、トレーニングを重ね実践しています。
個別の事柄で不安なことあればいつでも「守秘義務」についてスーパーバイザーと確認してスーパービジョンを進めることが可能です。
ITAA「倫理綱領」 : https://ethics.itaaworld.com/
Q5
- TA 以外でもさまざまな心理療法やカウンセリング技法を学んできました。
他の領域の SV と TA の先生方が行うSV とは何が違いますか? - 最大の違いは、Q2でお答えしたように、TAのSVはTAの哲学に基づき、TAの諸概念・諸理論を共通言語として行われ、ITAA「倫理綱領」を遵守して行ないます。
TAという切り口でケースを考える体験はTAのSVによってのみ得られるものです。
心理療法・カウンセリングの理論は多数あり、理論ごとに同じ概念を違う言葉で表現していることも沢山あります。
まずは、ご自身の体験からその違いや共通項を見い出し、ご自身の要求や要望に見合う 『SV のスタイル』を見つけていただくのが最も良いかと思います。

